2012年8月12日 みんなのエネルギーフェスタ2012に講師として参加しました。
今回のテーマはバイオマスエネルギー。
木質バイオマスエネルギーコンサルタントの前保優子さん、木を使った設計を得意とする楓設計室の加藤陽介氏とともにプログラムを作り、3人で講師を務めました。
「バイオマスエネルギー」をテーマにこども達に何を伝えるのか。
それぞれ専門分野は異なれど3人で一致したのは、バイオマスエネルギーについて教えるのではなく、「森にはエネルギーの元があること」「どうすれば上手に活用できるのか」を伝えるということでした。
森からもらえるものは、家や家具になる材料だけではありません。炭やペレットといった燃料としての活用もできます。
森から「材料」と「燃料」をもらうための仕組みを、森の循環、間伐という作業を紹介しながら伝える部分をみっつデザインで担当しました。
そこで登場したのが、森の模型です。
間伐前のエリアは、木が混雑して幹も細い状態です。間伐後のエリアは、ゆったりとした配置で幹が太く、下草も生えています。2つの違いを、模型と写真をつかってつかんでもらいました。
また、間伐前の森の木を子どもたちで抜いて、疑似間伐を経験してもらいました。
どの木を抜こうかな、、と考えながら木を抜くことで、まさに間の木を切る「間伐」の体感です。
実際に森に行くことはできませんので、どうやって森の循環のイメージを体感できるか、考えてデザインしてみました。
当日の様子は、みんなのエネルギーフェスタのホームページにもアップされてます。
1時間半あまりのワークショツプでしたが、小学生低学年から高学年まで集中してしっかりお話を聞いてくれました。
このプログラムに興味のある方はお問い合わせください。 →
森の仕組み、木造建築のこと、木質バイオマスエネルギーの利用方法などを関連づけて、森のエネルギーについて学ぶことができます。