2015年 陶芸家のギャラリー改修
幹線道路沿いに建つ、三角形の建物の2階部分にあった小アトリエをギャラリーに改修するプロジェクト。
三角形の平面に存在感のある梁がかかり、仕上げは合板と、とても個性的な空間に、白色の壁や棚板を加えながら、展示スペースと収納を作りました。
三角形の頂点部分には白いステージのような展示台を作り、鋭角な空間を活かした展示スペースに。
メインの展示室は、三角形の一部で出来た台形。そこに四角い白い箱を挿入して展示壁を増やしました。矩形を挿入した際にできた三角形の頂点部分も、展示スペースになっています。
1階は陶芸教室のため、裏側から2階のギャラリーにアプローチするための新たな動線を作りました。
ひとひとりが漸く通れるような小道の先にある小さな鉄骨階段を上り、デッキにあるドアから室内に入ると、2階へ向かう階段に出ます。
秘密の小道からアプローチするのは「ふたつの月」という幻想的な名づけられた小さなちょっと不思議なギャラリーです。
施主 そつたく窯 川合牧人
設計 みっつデザイン研究所
施工 鶴工房
